ベルトローダーのEV化でアップサイクルに成功
全日空モーターサービス株式会社
ANAグループの全日空モーターサービスでは、荷物の搭降載する際に使用するGSE(航空機地上支援車両)である「ベルトローダー」を自前でEV化しました。このGSEのEVコンバージョンは、日本のエアライングループで初の取り組みです。
使用したベルトローダーは成田空港で29年間使用され、廃車待ちとなっていたものをコンバージョンして作られました。
これまで軽油を燃料としたディーゼルエンジンとエンジンタンクなどで構成されていたものをEV用専用バッテリーやモーター、減速機などを搭載することで、全動力源を電力化しました。
一般的に、20年から25年程度が寿命とされている既存のベルトローダーをEV化する事で、さらに15年程度延長使用する事で、ANAグループの地上における脱炭素へのソリューションの1つに育てていくことを目指していきます。